晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

日記

1204

ファッションは自由だ。隣のお姉さんから漂ってくる香水の匂いがキツく感じたって、小学生の頃に入っていたサッカークラブでも冬によく着ていた丈が長くて暖かいベンチコートを黒マスクのお兄さんが着こなしていたって、いかにも疲れ果てました感たっぷりの…

1129

夜、23時30分過ぎ。自転車のペダルをぐいっとひと踏みする度、今は申し訳ないがなにも覆うことのできない生足へどんどん冷たい風が張り付いていくのを感じながら、なんで自分はいつまでもこういう家までの道のりをたくさん覚えていられているんだろうと頭の…

1114 将来の夢はなんですか

そんなこと、22歳にもなった人間に聞くんだ、とハッとしたわたしは「本に関わる仕事が、したいですね」と少し言葉を濁してそう口にしていた。本当はもっとその先に具体的な夢がある、のだけれどなるほどと手元のメモ用紙になにやら書き留め出したお姉さんを…

1112

大阪駅から地元の最寄り駅まで走っているバスが好きで、特になんの拘束時間もなければ乗るようにしている。通るバス停は33個。かかる時間は約1時間。運賃は210円。だいたい夕方から夜にかけての時間に乗ることが多い。窓の外に映るそういう時間帯の景色は俗…

1109

1109といつものように日付を書いて、あ、そんなら明後日は1111やからポッキーの日やん、ポッキーの日と言えば高校の頃にお菓子パーティしたことあったなあ、たのしかった。なんて思い出す。机をぎゅっと3つくらい並べてたくさんあるポッキーを食べながらなん…

1105

「わたし、楽器も込みで好きなんちゃうかな。エイジはドラムの増子さんが好きやし、テレンはベースの中原健人さんが好きやし、感エロは滝口さんやろ。……だから、うん、」 疲労感にまみれ、汗の染み込んだ黒いロングTシャツに身を包まれながら長く揺られる電…

1028

鎌倉にいた時、体調を悪くしたことがほんの一度だけあった。バイト先で仲良くしてくれていたひとつ、もしくはふたつほど年上のお姉さん2人に誘われてディズニーシーに行く、その前日だった。まだ今年になりきっていない冬真っ只中のあの頃、出会ってから2ヶ…

1026

最近雨が多い気がする。寒さで凍える白い季節になり変わろうとしているのか肌寒い気温にどんどん身につける服が重く厚くなっていく。母は極度の冷え性で寒がりのため、実家にこの間行ったらもうコタツが出ていた。よく記憶にあるいつもの赤い、なぞのひねく…

1022

麒麟閣に連れて行ってもらい、天津飯と餃子をにこにこと口に運んでいると話の流れで「どこで道を踏み間違えたんかねえ」と言われてふつうにギクリとした。ばあちゃんは時々(いや、かなりの頻度で)傷を治してやろう!と頑張ってくれているかさぶたをまるで…

1017

10月17日木曜日。朝、起きると思いのほか寒くて湯の入った風呂を追い炊きする。9時頃に仕事に出かけていったばあちゃんも同じように思って朝風呂したのだろうか、湯船をちょいと触るよりも前にあったかい湯気を感じて、あー秋っていうか冬っていうか、と思い…

1016

金木犀、金木犀の匂い、それらにピンとこないまま10月16日水曜日がやってきた。いつのまにか10月の真ん中を通り過ぎている。2020年元旦まではこの日を足して残り77日になるらしい。ラッキーダブルセブンだなんだとはもうなんだか言ってられないなと思った。2…

1012 夕刻、喫茶店にて書く

2019年10月12日土曜日。久しぶりに熱い熱い、誰かが丁寧に入れてくれた珈琲が飲みたくて梅田駅から10分ほど歩いた喫茶店に来た。初め、別の方向ばかりを向いていて「あー休みなのかー」と冷え冷えしく締め切られたドアを見つめてぼんやりしていたら全くの逆…

1010

バイト中、晴耕雨読という四字熟語がふと頭に思い浮かんできた。私は漢字が好きだ。漢文も大好きだった。無くすなんてもったいないとは思わないが、ただ、ああ好きだった好きだったとふわりふわりと思い出す。係り結びの法則を見つける度にやにやでもしてい…

夢日記 1003

緑のセットアップになにやらゴワゴワする服を着ていて、背中にはいつものリュック。上着を着るか迷いに迷っているけど、暑くて着るのをやめた。このセットアップ可愛いなって思ったしわりとセットアップ似合うんじゃん!と思ったので普通にほしくなった。Tシ…

9月が終わる 10月になる

9月30日月曜日。9月が終わるなと暗闇の中バスに揺られながら考えている。夜の8時半から朝の8時半までの夜勤の4連勤最終日、今日も今日とて単純作業を行っている間に10月がやってくるらしい。消費税が8%から10%になる、10月1日火曜日。もう100円均一の店で1個…

1週間東京放浪生活(書きかけ)

9月12日 木曜日髪を切って染めた。相変わらずあまり明確なイメージを持たずに行き、「こうしていいですか?」「これにしていいですか?」とほぼおまかせのような形で切ってもらう。私より後から来たお客さんが目の前に座り、テキパキと自分の要望を言ってい…

0914

感じたままに生きていけやしないだろうか。 思ったままに、やりたいことをやりたいままに生きていけやしないだろうか。苦しくなった時、それがすぐ苦しくならないようにできないのが苦しい。辛くなった時、その辛さを一刻もはやく消し去りたいのにどこにもな…

0907

着たくない服は着ない。薬指に指輪は付けない。珈琲はなるべく1日1杯まで。ライブは半ズボン着用。アイラインはひかない。自転車を漕いでる時はヘッドフォンは当たり前だが付けない。初めのお酒はハイボール、締めは梅酒のロックがいい。 最近こだわりが増え…

0904 タイトルなし

時々誰とも連絡を取りたくなくなるタイミングがある。電話もめんどくさい。LINEもいらない。メールも鬱陶しい。そういう時は最近だとモバイルデータ通信を切ってひたすらSpotifyのオフライン再生で好きな歌を聴きまくっている。不便になったらやめる。自分の…

0831

眠れずにいる深夜1時。THE ORAL CIGARETTESの『A-E-U-I』が年に一度の7月7日、七夕の日だけに会える彦星と織姫について書かれた歌だということを知る。ア、エ、ウ、イ、のイントロにどうしても引っ張られてしまって気づけずにいたオーラルの楽曲の良さをまた…

0819

今まで最後まで読めずにリタイアしてしまった本は1冊だけ。あのかの有名な夏目漱石の『吾輩は猫である』だ。長すぎて長すぎて、もう見るからに分厚すぎてなんだが文体も読みにくいし、字間も行間も詰めに詰められているし、そうすると集中力が欠けてしまい内…

餃子と8月3日

8月3日土曜日。今日も安定に、なにをすることもなく時間が経っていって夕方の16時。ばあちゃんが買い物に出かけるというので「じゃー着いてこっかなー」くらいの気持ちで適当に服を着替えて近くのコーナンへ向かった。最近新しくできたようで、店内は広く、…

0801

8月1日。8月がとうとうやってきた。そんな夜なのに、また少し気分が落ちている。大阪に帰ってきて初めての不安な夜だ。気分が悪い。 なにかを、本に関する仕事につきたい気持ちは山々だしそうするしか自分は幸せになれないんじゃないかと思っているし、分か…

727 再び東京へ

初めて東京に夜行バスで行ったのは舞台を見に行くためだった。その時の到着場所はたしか池袋で、翌日のバスの発車場所も池袋で、舞台に見に行く時間以外の場所はほぼ池袋周辺で過ごしていた。怖かった。迷って変な場所にたどり着いて、帰りの夜行バスに乗り…

実家に帰ってきて1日目

6時頃に大阪駅に着いて、ふらふら歩きながら実家に着いたのが8時ちょっと前。汗をかきすぎて気持ち悪かったのでシャワーを浴びる。浴び終わってから母が起きてきた。どーもどーもと軽く挨拶をする。それから朝ご飯を食べて、とりあえず眠った。 これからどう…

718

7月18日木曜日。今日は新しい宿直さんが来る日だ。朝からソワソワ、考えながら寝ていたらオーナーからの電話で起きた。ちょっと寝坊。朝ご飯の支度がなかったのと相まって気が抜けていた。いつも通り掃除をせかせかと済ませ、昼ごはんをのんびりむしゃむしゃ…

0705 平塚

7月5日金曜日、思ってたよりも曇りで、曇りっていうよりも晴れ間もあって、あーまた洗濯物を干すタイミングを見逃したなと朝から反省をする。 でもこうやって自分の分だけを自分のタイミングで干すことができてるいるこの感じは実家では味わえなかった。だか…

0613

いつまでもいていいよと言われる度に、息が詰まるほど苦しくなる。家の、あのベットにすがりついていたあの日々を思い出してしまう。同じところなんてひとつもないはずなのに、どこか、なにかが似ていて、思い出したくもないのにふわふわと脳内に浮かんでく…

0611

なにをしよう、なにをしなければいけない?考えたつもりで、でもやっぱり何も考えないままに宿をゆるりと飛び出した昼間。お腹が空いているけれど食べるのがめんどくさくてまた何も食べない。韓国料理屋をちょっと覗く。でもやめる。映画を見た。僕はイエス…

ありがとう6月8日

やっといろいろ落ち着いてきて考える時間を持つことができている。曇りだという予報だったのにものすごく腫れていて、あ、晴れていて、よかった、洗濯物乾いてくれるなこれで、と思う。梅雨の時期は洗濯、どうしようかな。ビーチサンダルに虫が止まる。さっ…