晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

夢日記 1003

緑のセットアップになにやらゴワゴワする服を着ていて、背中にはいつものリュック。上着を着るか迷いに迷っているけど、暑くて着るのをやめた。このセットアップ可愛いなって思ったしわりとセットアップ似合うんじゃん!と思ったので普通にほしくなった。

Tシャツ、なのかな。スウェットだったかもしれない。ちょっと大きめのゴワゴワする服を一生懸命ズボンにインしようとしていると、交差点の向こう側から渡ってきたおばさんがどんどん近づいてきて、

「あんた、オシャレしいや!!!」

みたいなことを言われて目が点になる。慌ててズボンのボタンを締めて違う場所へ移動するが、そらそんな人がおる場所でそんなズボンに服の出し入れするやつがおるかいな…… と思った。自分が悪いね。



そこはどうやら高校らしい。そして私はその高校の面接にやってきているようだ。だからセットアップなんだな、ちょっときっちりめのな、と納得する。隣には男の人がいて、たぶん面接官?の人を呼んでくれているんだろうが、なかなか忙しくて来れていないらしく、「ああ、じゃあネットで面接予約しますよ……いいですよ……」と言えないままおろおろと待ち続けていた。が、そのうちネットで予約をする自分の映像に切り替わる(覚えていないだけかもしれないが)。


ネットで予約する。予約していると男子高校生に絡まれる。なんでこんなとこいんのーとか、そういうことを言われて笑われていたと思う。恥ずかしいという感情だけ覚えている。

その後、またもう1組、違う高校生たちに絡まれる。これは男女両方居て、何やらビジュアルがめちゃくちゃ少女漫画っぽかった。「小松菜奈じゃね?」「いやそれ小松菜奈に失礼だから」と話すギャルっぽい女の子たちとか、「笑うと柴犬に似てる…」「ぶふっ、柴犬……」なんて会話をする男の子たちとか。なんかよく分からないけど、彼らには大いに励まされた気がする。頑張れよだかなんだか。



緊張の面接。かと思いきや面接官はまさかの小学校の同期。家は近いものの、久しく会っていない女の子だった。その子だとわかった途端自分は大号泣し出すのだけれど、彼女は優しい。「久しぶり!こんな所で会えるなんて!」と普通に接してくれた。泣いてることには触れてくれたのだろうか。細かい所まで覚えていない。


どうやら私はそこの高校が昔第1志望だったらしく、落ちてしまっていた、らしい。高校名を言う自分に自分でびっくりした。いや受かってる。現実では受かったやん。高校ライフ満喫したで?そう思ったものの夢とは面白いものだなーとも感慨深く考えていた。そうやってほんの少しだけ現実とは違うものを見せてくるのだ。実は現実人生も似たようなもので、私は大学受験の時に第1志望だった国公立大に落ちている。それが今でも私は忘れられないし夢の中での私もこう話していたから、ああ、となんとも言えない気持ちになった。

「ここに、この高校にずっと未練があるの。ずっとずっと行きたくて。それなら先生になればいいやって、そう思ってここに来た」


未練がある。一緒だ。この夢を演出しているのは自分で間違いないと仕方なく自覚した。


夢の中の私はどうやら先生になりたいらしい。未練がある高校で、ほんとうは合格して高校ライフを送りたかった高校で、先生になってまた違った生活を送りたいらしい。これもまた面白い。現実の世界の私はなんとなくではあるが『教師にだけはならない』と思っているのだから。教えるのも下手だしね。色々ね。




物語も終盤。先生になりたいと言っておきながら、そう思いつつ面接に来ておきながら、免許も何も持っていない自分。

「ここに来ていろいろ考えた。ここに来れてよかった。ちょっと時間がかかってもいいからちゃんと学校に通って、ちゃんと免許もとって、頑張ることにする。ここに来れてほんとによかった」

ここに来れてよかった。そう心の底から言っていた。来ることに意味があったんだと。来なきゃ分からないことがあった。来なきゃ考えないことがあったよ、って。

そこで華々しく終わるのかと思いきや「学校とか髪の毛うるさいらしいよ?」と髪色の心配をしてくる彼女に、私は「じゃあ黒染めするよ!それくらい本気だから」と笑っていた。



夢は、そこで終わり。目が覚める。


わりと面白い夢だったので書き起こしてみたが、夢ってもんはやっぱりひっちゃかめっちゃかなんだなーと思う。結局面接っていうキッチリしたやつじゃなかったし。あの高校はどこだったんだろうって気になるし。笑い方が柴犬?なんかそれもよく分からないし(でもなんかちょっと嬉しいような)。



夢の中の自分は新たな道を見つけていた。もしかすると今の自分の現状に満足いっていないから、モヤモヤした気持ちを抱えていたから見てしまった夢だったのかもしれない。内容はともかく、「オシャレしいや!」と言われたこととか、「行ってみればなにかいいことがある」こととか、わりとありがたいものばかりが散りばめられていたように思う。


夢日記、たまには書いてみると面白いね。雨がすごいけど眠れるかなあ。あ、書いてる間に10月4日になった。