晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

0904 タイトルなし

時々誰とも連絡を取りたくなくなるタイミングがある。電話もめんどくさい。LINEもいらない。メールも鬱陶しい。そういう時は最近だとモバイルデータ通信を切ってひたすらSpotifyのオフライン再生で好きな歌を聴きまくっている。不便になったらやめる。自分の毎日はそれとそれの繰り返し。


好きなことだけをしたいというのはきっと傲慢なことなんだろうなと思いながら生きてる。好きなことだけして生きてる人なんてそうそういないだろうし、そんな人生は甘くないんだろう。そう思いつつも、そう理解はしつつも好きなことだけをしたいとどうしても思ってしまう。「仕方ないじゃないか、好きなことだけして生きていきたいんだから」と誰にでもなく言い訳がましく呟いてやりたくなる。なぜなのか。そうでもしないと自分が自分じゃなくなりそうで怖いから?よくわからない。甘えなのかもしれない。


傲慢だ。めちゃくちゃだ。わかってる。そんなの無理だ。だってこの世に好きなことだけをして生きている人なんてどれだけいる?傲慢だよ。無理だよ。だからわかってるんだよ。好きじゃないこともちゃんとやった方がいいよ。そうしないとダメだよ。そんなわがまま言っちゃダメだよ。それも、わかってる。



この気持ちに折り合いがつく日がいつか来るなら、その時の私はきっと幸せであれ、と思う。もし好きじゃないことをしなくちゃいけなくなっていたとしても、予定どおり好きなことだけして生きていくことができていたとしても、幸せであってほしいと、他人行儀かもしれないけどそう思う。つらい、しんどい、苦しい、やめたい、こんなのいやだ、そう思いながらもしかすると未来の自分は生きているかもしれない。それでもどこかに微かな幸せを見つけて、ハッピーであれ、と。

でも今はもう少しだけ、好きじゃないことをがんばる。好きなことだけをして生きていくことが出来ますように、と願いながら、好きじゃないことをちょっとでも好きになれるようにがんばりながら、日々を生きていく。今はそうすることが正解だと思いながらやっていくしかない。

もう少し、もう少しだけ、もう少しだけ時間をください。何も言わないで、見守っていてよ。お願いだから。