晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

2019-01-01から1年間の記事一覧

1231 バンド好きになった2019年

少しぬるくなった珈琲を飲みながら、2019年はどんな年だったろうかと思いをめぐらす。7月に大阪に帰ってきたので7ヶ月間は鎌倉にいて、今のバイトを始めたのは11月の末だから期間的にはまだ1ヶ月とちょっと。なにかを辞めて、なにかを始めた年だった。それは…

1226

1月のシフトが「1月のシフト全員確認お願いします!」の文面とともにLINEに流れてきているのを見て、何となくホッとする。画像をポンと中指で押して画面いっぱいに表示させると、1番右に自分の列があった。BやらCやらDが、バツ印とともに並んだり並ばなかっ…

1219

買う予定もなにもない、ただただ可愛さに惹かれてしまっただけの2万3000円くらいであろう上着を試着しながら接客をされている時、オシャレな人は服屋の店員の接客を受けるんだろうか、受けなくったってオシャレなんだから実は受けたくなかったりするんじゃな…

1204

ファッションは自由だ。隣のお姉さんから漂ってくる香水の匂いがキツく感じたって、小学生の頃に入っていたサッカークラブでも冬によく着ていた丈が長くて暖かいベンチコートを黒マスクのお兄さんが着こなしていたって、いかにも疲れ果てました感たっぷりの…

作業用BGMとして流すならきっとドミコがいい (11/29 TENDOUJI 神戸太陽と虎 対バン編ラスト公演より)

3XLしか、在庫がなかった。紫色のロングティシャツの3XLの在庫がのこりわずかしかなかった。いや3XLって、なんなんだろう。スリーエックスエル。さん、エックスエル。エックスエルより、スリーサイズ大きいってことだよな、と何度も確認する。なかなか着ない…

1129

夜、23時30分過ぎ。自転車のペダルをぐいっとひと踏みする度、今は申し訳ないがなにも覆うことのできない生足へどんどん冷たい風が張り付いていくのを感じながら、なんで自分はいつまでもこういう家までの道のりをたくさん覚えていられているんだろうと頭の…

1114 将来の夢はなんですか

そんなこと、22歳にもなった人間に聞くんだ、とハッとしたわたしは「本に関わる仕事が、したいですね」と少し言葉を濁してそう口にしていた。本当はもっとその先に具体的な夢がある、のだけれどなるほどと手元のメモ用紙になにやら書き留め出したお姉さんを…

1年間大阪に住むこと

鎌倉から大阪に帰ってきてからずっと、わたしはそわそわと毎日を過ごしていた、らしかった。地に足をつけてこれから進んでいきたいと、自分の中にある『やりたいこと』とやらを見つけて新しい人生を歩もうと、そう気持ちを強く持って地元に帰ってきたはずな…

1112

大阪駅から地元の最寄り駅まで走っているバスが好きで、特になんの拘束時間もなければ乗るようにしている。通るバス停は33個。かかる時間は約1時間。運賃は210円。だいたい夕方から夜にかけての時間に乗ることが多い。窓の外に映るそういう時間帯の景色は俗…

1109

1109といつものように日付を書いて、あ、そんなら明後日は1111やからポッキーの日やん、ポッキーの日と言えば高校の頃にお菓子パーティしたことあったなあ、たのしかった。なんて思い出す。机をぎゅっと3つくらい並べてたくさんあるポッキーを食べながらなん…

2019年11月4日月曜日、感覚ピエロが幕張メッセでありあまるほどの「ありがとう」をくれたその日はもう、この先二度とやってくることはないけれど、という話。

「ありがとう」と何度も言う横山さんのその姿が印象的だった。ありがとう、来てくれてありがとう、俺達を好きになってくれてありがとう、応援してくれてありがとう、もう、全てひっくるめてありがとう、ありがとうしか言うことがないよ、俺はもう、と。それ…

1105

「わたし、楽器も込みで好きなんちゃうかな。エイジはドラムの増子さんが好きやし、テレンはベースの中原健人さんが好きやし、感エロは滝口さんやろ。……だから、うん、」 疲労感にまみれ、汗の染み込んだ黒いロングTシャツに身を包まれながら長く揺られる電…

1103 声という花束を、幕張メッセへ 【音楽文にて掲載】

「そういう時に出会うのよね、音楽って」 その言葉はわたしの胸へ、目へ、耳へと侵入してはぐじゃぐじゃ、ぐるぐる、と体全体へ広がっていく。無職だ、と自虐し始めた主人公に対して「無職でもいいじゃないですか、事情は知らないけど」と暖かいような冷たい…

1031 本と本が好きな人たちを自分なりにもっとずっと大事にできたならばそれが、

1時間と少し滞在していた喫茶店を追い出された。見たかった映画『時計じかけのオレンジ』をやっと見ることが出来て嬉しかったしなかなか興味深かった。風呂に入ったら足に点々とアザがたくさんできていて力仕事のバイトは怖いなと思った。お釣りを貰う時自然…

1028

鎌倉にいた時、体調を悪くしたことがほんの一度だけあった。バイト先で仲良くしてくれていたひとつ、もしくはふたつほど年上のお姉さん2人に誘われてディズニーシーに行く、その前日だった。まだ今年になりきっていない冬真っ只中のあの頃、出会ってから2ヶ…

1026

最近雨が多い気がする。寒さで凍える白い季節になり変わろうとしているのか肌寒い気温にどんどん身につける服が重く厚くなっていく。母は極度の冷え性で寒がりのため、実家にこの間行ったらもうコタツが出ていた。よく記憶にあるいつもの赤い、なぞのひねく…

1022

麒麟閣に連れて行ってもらい、天津飯と餃子をにこにこと口に運んでいると話の流れで「どこで道を踏み間違えたんかねえ」と言われてふつうにギクリとした。ばあちゃんは時々(いや、かなりの頻度で)傷を治してやろう!と頑張ってくれているかさぶたをまるで…

1017

10月17日木曜日。朝、起きると思いのほか寒くて湯の入った風呂を追い炊きする。9時頃に仕事に出かけていったばあちゃんも同じように思って朝風呂したのだろうか、湯船をちょいと触るよりも前にあったかい湯気を感じて、あー秋っていうか冬っていうか、と思い…

1016

金木犀、金木犀の匂い、それらにピンとこないまま10月16日水曜日がやってきた。いつのまにか10月の真ん中を通り過ぎている。2020年元旦まではこの日を足して残り77日になるらしい。ラッキーダブルセブンだなんだとはもうなんだか言ってられないなと思った。2…

1012 夕刻、喫茶店にて書く

2019年10月12日土曜日。久しぶりに熱い熱い、誰かが丁寧に入れてくれた珈琲が飲みたくて梅田駅から10分ほど歩いた喫茶店に来た。初め、別の方向ばかりを向いていて「あー休みなのかー」と冷え冷えしく締め切られたドアを見つめてぼんやりしていたら全くの逆…

1010

バイト中、晴耕雨読という四字熟語がふと頭に思い浮かんできた。私は漢字が好きだ。漢文も大好きだった。無くすなんてもったいないとは思わないが、ただ、ああ好きだった好きだったとふわりふわりと思い出す。係り結びの法則を見つける度にやにやでもしてい…

背中をひっぱたいて気合いを入れられたいならAge Factoryを観ればいい (10/6奈良公演ざざっと雑記)

10月6日日曜日。かなり天気のいい日、久しぶりに短パンを履いて今気に入っているスウェットを着て家を出る準備をする。「奈良まで行くねん。ライブ見てくるわ。だからまあ、ギリギリに帰って来れるとは思うけど」とばあちゃんに靴を履きながらぼそぼそと、ち…

夢日記 1003

緑のセットアップになにやらゴワゴワする服を着ていて、背中にはいつものリュック。上着を着るか迷いに迷っているけど、暑くて着るのをやめた。このセットアップ可愛いなって思ったしわりとセットアップ似合うんじゃん!と思ったので普通にほしくなった。Tシ…

9月が終わる 10月になる

9月30日月曜日。9月が終わるなと暗闇の中バスに揺られながら考えている。夜の8時半から朝の8時半までの夜勤の4連勤最終日、今日も今日とて単純作業を行っている間に10月がやってくるらしい。消費税が8%から10%になる、10月1日火曜日。もう100円均一の店で1個…

トンカツ屋のお兄さんの話

「実家でなんかしてる?洗濯とか掃除とか料理とか。一人暮らしするなら基本的なことができひんとあかんかもなあ。あとはなんで一人暮らししたいのかをちゃんと考えた方がいい。お金を貯めてなにかをしたいなら実家にいて働いた方がお金は溜まるし、もし一人…

1週間東京放浪生活(書きかけ)

9月12日 木曜日髪を切って染めた。相変わらずあまり明確なイメージを持たずに行き、「こうしていいですか?」「これにしていいですか?」とほぼおまかせのような形で切ってもらう。私より後から来たお客さんが目の前に座り、テキパキと自分の要望を言ってい…

0914

感じたままに生きていけやしないだろうか。 思ったままに、やりたいことをやりたいままに生きていけやしないだろうか。苦しくなった時、それがすぐ苦しくならないようにできないのが苦しい。辛くなった時、その辛さを一刻もはやく消し去りたいのにどこにもな…

0907

着たくない服は着ない。薬指に指輪は付けない。珈琲はなるべく1日1杯まで。ライブは半ズボン着用。アイラインはひかない。自転車を漕いでる時はヘッドフォンは当たり前だが付けない。初めのお酒はハイボール、締めは梅酒のロックがいい。 最近こだわりが増え…

0904 タイトルなし

時々誰とも連絡を取りたくなくなるタイミングがある。電話もめんどくさい。LINEもいらない。メールも鬱陶しい。そういう時は最近だとモバイルデータ通信を切ってひたすらSpotifyのオフライン再生で好きな歌を聴きまくっている。不便になったらやめる。自分の…

0831

眠れずにいる深夜1時。THE ORAL CIGARETTESの『A-E-U-I』が年に一度の7月7日、七夕の日だけに会える彦星と織姫について書かれた歌だということを知る。ア、エ、ウ、イ、のイントロにどうしても引っ張られてしまって気づけずにいたオーラルの楽曲の良さをまた…