晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

言葉

「自分は人に“かわいい”といつまで言い続けるのだろうか」と26歳になって考えてみた話②結論編(三人称雑談放送【第449回】を聞いて)

前回はこちら。別にただ「“かわいい”って推しとかにいつまで言い続けんだろうなー」って思い至ることになった経緯を真面目にだらだら書いているだけなので読んでも読まなくてもいいとは思うけど、「三人称雑談放送ってなに?三人称って誰よ」って人は読んで…

制汗剤の正解が分からないまま、夏

子供の頃から人より汗を多くかく自分のことだけは、ひどくひどく大嫌いだった。「代謝がいいんだよ」という母だか誰だか、の言葉で謎にだましだまし今までやってきた訳だが、高校の頃なんかは部活でかきまくる汗のせいで「あ、ごめん今めちゃくちゃ汗かいて…

「自分は人に“かわいい”といつまで言い続けるのだろうか」と26歳になって考えてみた話①経緯編(三人称雑談放送【第449回】を聞いて)

好きな食べ物、好きな映画やドラマ、好きなモデル、好きな俳優、好きなアーティスト、そして、好きなアイドル。それらをひたすら増やし続けていたらもういつのまにか26歳になっていた。振り返ってみてもずっとなにかひとつ以上、好きなものや好きな人がいる…

家族を大事にして、“ちゃんとしている人”にわたしは今でもなりたいらしい

母は、親戚にわたしや兄が今、何をしているかを親戚やばあちゃんに聞かれたら、「そんなんいいやん」と返しているらしい。何をしているかを知らず、何も話すことがないから「そんなんいいやん」と返して、話題を終わらせているらしかった。わたしはそれを叔…

悲しいを置いていく

悲しいことがあった時に無性に日記を書きたくなるのはなんでなんだろう。嬉しいことより悲しいことの方を言葉としてここに記し、残しておきたくなるのはどうしてなんだろう、自分でもよく分からない。日常生活において嬉しいことと悲しいこと、どちらをより…

真面目でありたい

本を読んでいる時に近づいてくる蚊を、なんとなくいつもみたいにはできなかった。その代わり、電池がもう少しでなくなるらしい小さな電気式の蚊取り線香をつける。週末から来週にかけての関西はずっと雨らしい。網戸にしたままの窓から聞こえるやけに騒々し…

ツイッターとインスタ

生きてるか生きてないか。ツイッターとインスタの使い分けとしてわたしが思っているのはだいぶ大袈裟に言えばそうなる。語呂の関係と無意識にもツイッターを前に置いたが、死んでるのはツイッターだ。 始めたのはツイッターの方が早かった。中学の時に家にま…

#検察庁法改正案に抗議します

事実と真実は違うこともあるということを本を読んで改めて知った。何者かによって操作された“真実”のないフェイクニュースをたくさんの人々が信じてしまうのはとうてい嘘と思えない巧妙なものだからなんかじゃない、そこに書かれた“事実”を信じたい、信じて…

ホワイトデーのお返し

“好き”という気持ちがよく分からない。22年間生きてきて、他人に対して『独り占めしたい』『自分だけのものにしたい』と思えたことも、自分が自覚できている中ではまったくない。「それは嫉妬だよ」だなんて言われても自分の中ではどうもハッキリそうは思え…

1年間大阪に住むこと

鎌倉から大阪に帰ってきてからずっと、わたしはそわそわと毎日を過ごしていた、らしかった。地に足をつけてこれから進んでいきたいと、自分の中にある『やりたいこと』とやらを見つけて新しい人生を歩もうと、そう気持ちを強く持って地元に帰ってきたはずな…

1031 本と本が好きな人たちを自分なりにもっとずっと大事にできたならばそれが、

1時間と少し滞在していた喫茶店を追い出された。見たかった映画『時計じかけのオレンジ』をやっと見ることが出来て嬉しかったしなかなか興味深かった。風呂に入ったら足に点々とアザがたくさんできていて力仕事のバイトは怖いなと思った。お釣りを貰う時自然…

トンカツ屋のお兄さんの話

「実家でなんかしてる?洗濯とか掃除とか料理とか。一人暮らしするなら基本的なことができひんとあかんかもなあ。あとはなんで一人暮らししたいのかをちゃんと考えた方がいい。お金を貯めてなにかをしたいなら実家にいて働いた方がお金は溜まるし、もし一人…

初めての二日酔いは思っていたよりも気持ち悪くて最悪だった

「初めての二日酔いのこと、記録しなよ」とそういえば誰かに言われたことを思い出して、もうだいぶ前のその日のことを書き記してみる。記憶はたぶん、いいように書き換えられてるかもしれないけどあれは相当な気持ち悪さだった。思っていたよりも最悪だった。…

本屋B&Bって、もしかするとわたしにとってのスタンダードブックストア心斎橋店なのかもしれないと思った話。

スタンダードブックストア心斎橋店が2019年4月7日の21時に閉店した。自分で書いていてもう泣きそうなのだけれどもうすぐ3ヶ月が経つ。そんな変なタイミングでスタンダードブックストア心斎橋の話を書き出そうとしているのは、下北沢にある今とても好きな本屋…

あだ名をつけてくれた彼女へ

私にはあだ名が多い。普通の苗字にちょっと珍しい名前なのだが、不思議と最近も少しずつ増えている気がする。 そんな私のあだ名のなかにひとつ、奇妙なものがある。 「鼓ってなんか響き的に『包む』っぽいから、ラッピングでらっぴーとかええんちゃう?」 高…

手を止める

手を止める。ふっと手を止めた。Spotifyで流れる曲に、手を止めた。最近ずっと感覚ピエロばかり聞いていたから、ああ、やっぱり自分はバラードが好きだなと思った。 6月病もきっとある。今はそんな時期なんだろう。やりたいこともやらなきゃいけないこともめ…

好きになってください

あ、文章に好き嫌いってあるんだなと思った。 好きな文章を書く人のことは無条件で好きになってしまうんだなと思った。こうなったらそりゃあ思う。 自分も好きになってほしいと思ってしまう。 自分の、自分らしい文章を読んで、自分のことを好きになってほし…

書けなかった

家族に向けての手紙が書けなかった。 書きたいと思ってかわいい便箋を買ったのに。 なのに、いざ書こうと思ったらまず何から書こうか迷って、迷ったあげく描きたい文章が頭に浮かんだのに泣けてきちゃって、どうしても書けなくなってしまった。書きたいこと…

何時に寝たんだっけ

昨日は何時に寝たんだっけ。 23時はすぎてて、24時も過ぎてた気がするけどじゃあ深夜の1時くらいに寝たんだっけ。 起きたのが夜の21時過ぎ。 寝ては起きて、起きては寝て、寝て、寝て、起きて、寝ていた。 寝るだけの日は、ほとんど夢を見ない。 朝起きなき…

じいちゃん、元気か

父方のおじいちゃんが死んだ時、私はまだとても小さかったのに、ギャンギャン泣きわめくほど、悲しかった記憶がある。いや、嘘だ。 悲しかったかどうかなんて覚えちゃいない。小学生にも満たない頃の話なんて、小学生の頃の話もぼんやりとしか思い出せないの…

ばあちゃんちに泊まった日

今日はばあちゃんちに泊まる。久々にゆっくりできている。ごちゃごちゃしているけど別に何も気にならないし、それがなんか、ちょっと心地いいんだよな。何気ない会話をする。「え?」と聞き返されることが多いため、簡単な文章で簡潔に話す。弟は新しく出来…

本を買うということ

ㅤ いつだったか。図書カードをもらえたあかつきにはとてつもなく喜び、はしゃぎ、なにを買おうか心を、胸を、ウキウキと踊らせていた時期があった。(たぶん)小さな頃から本を読むことは好きだったから、それはとても貴重なものだった。なにかいい事をした…

ばあちゃんに電話してみた話

夕日は人を惑わせるものだと思う。赤とも黄色とも橙ともいえない、あのなんともあたたかい色合いのそれは、今日、自分を素直にさせてくれた。ばあちゃんに電話をしてみた。 「もしもし」 「どうしたん」 ばあちゃんはいつも定番の挨拶である「もしもし」を言…