晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

1231 バンド好きになった2019年

少しぬるくなった珈琲を飲みながら、2019年はどんな年だったろうかと思いをめぐらす。7月に大阪に帰ってきたので7ヶ月間は鎌倉にいて、今のバイトを始めたのは11月の末だから期間的にはまだ1ヶ月とちょっと。なにかを辞めて、なにかを始めた年だった。それは去年までもずっとずっとそうだったけれど、今年はより色んなことを考え、より深く悩み、よりたくさんもがき、より大きく一歩、自分がなりたいのであろう“何者か”に近づいた、そんな年だったように思う。いい年だった。今年もありがとう。



今年の中で1番印象に残っているというか、1番インパクトがでかいなと思うのはやはりバンド好きになったことだと思う。思う、というか、94パーセントくらいはそう。5月に初めてライブハウスという場所で、横浜BAYSISというそこまで大きくない会場で感覚ピエロと忘れらんねえよの対バンを見たこと。感エロと対バンをしていたバンドだというだけで気になっていたLAMP IN TERREN、彼らの日比谷野外音楽堂でのワンマンライブに何かに引っ張られるように突如参戦することにしたこと。10月の初め、あまり曲を知らないまま奈良でAgeFactoryを最前で目撃してしまったこと。初めてライブを見てからずっと、ずっとずっと心待ちにしていた感エロ幕張ワンマンを11月に観ることができて、とても幸せだったこと。世界が広がった。こんな世界が自分の生きているこの場所にもう既に、実はずっと前から存在していたのかと悔しくなるくらいに、いやそんなことはもうどうだっていいやとなってしまうくらいに、大好きになった。3日に1回はバンドTシャツを着ていたし(これからも着るし)、好きなバンドや気になってるバンドがどこどこでライブするという情報を知れば大いに悩んだりした。そして今日、そんなバンド好きになってしまった今年をその大好きでたまらない世界に自分の身を置いたまま、終えることになる。東京にいる。あと数時間後にはCDJとでも書かれたリストバンドを腕にはめて、幕張メッセにいることだろう。


今年は何本ライブを観たか、まだ数えていない。そこまで量も多くないし、きっともう数えなくてもいいのかもしれない。それよりも来年、2020年はどんなライブに行こうか、どんなバンドに出会おうか、感覚ピエロとLAMP IN TERRENとAge Factoryのライブは絶対に1本は見たいし、というかもう見る予定が入ってるし、なんてふわふわ考えている方がよっぽど楽しい。バンドを通して出会ってくれた人たちも、みんな本当にありがとう。来年もお互い好きな音楽を聴いて、最強のライブを見て、最高の1年に、素敵な1年になりますように。良いお年を迎えますように。





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