晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

Age Factoryは海だから青がよくよく似合うだけ。(8/15 渋谷WWWX公演 忘れないうちに雑記)

8月15日月曜日、13時、渋谷。およそ3年前にバンドの感想ツイートで繋がったフォロワーとそれぶりに逢瀬。うれしすぎるのと緊張もそこそこに、人の行き交う渋谷を少し歩いて今日の会場である渋谷WWWXにとりあえず行ってみたり思い出の(?)スターラウンジを見てみたり、ドトールに行ってひたすらお喋りをしてみたり、それから17時になって物販に行った。 ライブはほんとうにコロナ禍以前から久方ぶり、だったので時間が近づいていく度に、ああこんなんこんなん、こんなんだわ、そうそうそう〜、と思い出していく。エイジを見に行こうと思ったのってなんでだったかな、なんてこれを書きながら思うなどしている。もちろんめちゃくちゃ楽しみにしてはいたけど、どうして今にして、どうして“今になった”んだろうな、と。でも、Age Factoryは相変わらずずっと海みたいだった。青がよくよく似合う、海だった。奈良には海がないけどAge Factoryがいる。わたしは海が大好きだ。




相変わらずセトリ通りではないし忘れないがために、後で自分で読み返したりしたいがために書く雑記なので暑苦しかったり何言っているかわかんない、みたいなことになりがちですが一応Age Factoryライブ『RE:EVERYNIGHT RELEASE TOUR 2022』の8/15レポです。ほぼ増子さんしか見てない記憶だけどなんとか絞り出しながら必死。









まずDance all night my friendsからのHIGH WAY BEACHのゆるやかな始まり方はあかんて……の気持ちになってしまった。最高であり最良だと思う。セトリも何も見ずに初めの方にHigh way beachがあったって覚えてることに普通に自分で感動しているしそれだけ印象的だったってことでもあり、え〜海じゃ〜んほんとうに海じゃ〜ん(にこにこ)の気持ちでいる、これを書きながら。わたしはなんだかんだ王道にクローズアイ、Easy、puke、キルミー……あたりのぶち上がりパワー系ソングが好きだったりするので「そ、そう来たか……ううむ」とは思ったものの海始まりももちろん悪くない。あとよくよく考えていやそんなことないだろ〜って思ってるしただのこじつけなんですけどもしかしてライブハウスのワンドリンクが水かハイネケン、っていう変な二択だったのセトリの匂わせだった?(絶対違うんよ)「ぬるくなったハイネケン」?(違うんよ)もちろん温くなくてめちゃくちゃ美味しかったし秒で胃袋に吸い込まれていきましたけど……。でもこういうのいいな。今度からエイジのライブの時はハイネケン飲みたい。たまたまだったとしても嬉しかったです。ありがとうございました。







Nothing anymoreのライブ上における最高さはほんとうに、不思議なくらいだなと改めて思い返しながら感動している。なんでそんなに良いんだ?なんで?なんでこんなに海際で風に吹かれてる時の気分が頭に浮かんだり浜辺を歩いているような気持ちになったり、団地を駆け抜けているような気分がしたり、ちょっと寂しさを感じたりするんだろう、と抽象的なことばかりしか言えないのだけれど。ワンマンなので10曲以上もちろん聞いた中で1番、スーパーベリベリ1番良かったのってNothing anymoreなんですよね絶対に。最終的にはいないはずの佐藤千亜妃さんの声まで聞こえてきそうになったりしてそれはさすがに自分でちょっとびっくりしちゃったしこれはわたしだけの幻聴だとは思うんだが、それくらい良かったなあという話。Nothing anymoreのライブ映像だけでもYouTubeに上げてくれないかなあ。いちばん海を感じた曲でした。なんか、透明だったんだよな。青いだけじゃなくて、ちょっと透き通った、それこそ感じたのはやっぱり海でしかなくて。いちばん、海のそばにいる気がした曲でした。浮かんだ映像がミュージックビデオそのままでびっくりしたくらい。2年くらいこのミュージックビデオ自体見てないのに。不思議だったなあ。

youtu.be











ここからは曲とかいうよりもライブ時の雰囲気とかそういうのについて。 エイスケさんがほんとうにうれしそうに言っていたしわたしもほんとうに心の底からそうだなあ〜と思ったMCがあったんだが、

「このツアー全部、これくらい良い反応がいつも返ってくる。良い雰囲気で嬉しいです」

みたいなニュアンスことを言っていて(もううろおぼえやん)。わたしはそれに「わ、わかる〜……」の気持ちになってた、ライブ中に、ずっと。というのも、コロナ禍の中でのマナー的なことも含めての話、でもあってほしいなとも思うし、そうでなくても(そうであって欲しいけどそれを除いたとしても!)会場内に冷めた気配が広がった瞬間が一瞬たりともしなかった気が今でもしているのって本当にすごいことだし、観客側にいてもここまで心地いい、会場の中にいる人全員同じ気持ちのような気がヒシヒシとしたのはびっくりするくらいだった、から。むしろ、(一応これは個人的な感覚の話にはなるしわたしの居場所がほぼ中央よりの前方だったからかもしれませんが……)後半にかけてやってくる人気曲、YELLOW、RIVER、TOMBOに関しては曲が始まるや否や明らかに会場が「来ました待ってましたーー!!ワァーーー!!!」になっているのを身をもって感じたりもしてそれもめちゃくちゃ良くて、もう何故か自分のことのように嬉しくてたまんなくて。アーティスト側からしてもめちゃくちゃいい景色が映ってんだろうなあ、って、なんか増子さんも以前エイジのライブに来た時の印象よりも会場を気持ちよさそうに眺めてた気もしなくもなかったし、ああ、これは会場の人たちの良さにもありがとうございます〜楽しかったですね〜ってニコニコしながら手を合わせたいし、エイジ側の見事なセトリの作り込みにもありがて〜と拝むしかないな、なんて思っていたり。あんまり個人的にセトリに関してそういうのを感じたことは今までなかったんだけど、今回はそういう曲順による気持ちよさ、みたいなものが顕著に感じられて、セトリが良いってこういうことなのかなあ、とぼんやり感じました。tours、GOLDのアンコールセレクトもド安定持ってきたな〜逆にやってくれてスッキリするわ〜と笑顔満点になっちゃったし。優しくて良いセトリだった…やっぱりセトリってちゃんと考えられてるんだな(今更…?)







上にもちょっと書いたけど、増子さん(ドラムの)、そんなに会場眺め眺めするタイプだったかな〜と前のエイジライブ雑記ブログを読みながらわざわざ思い返してみたりするくらい、思ったよりもこちら側をしっかりと見てくれていた気が、した、なんとなくだけど。もちろんしなくもないだろうし絶対的に気になるものだろうし見ていないわけなんかほぼ当たり前にないだろうけど、そういうのよりもこうなんというか、今回の増子さんはほんとうに、こっちが勝手に過剰解釈すると、こちら側の反応を噛み締めるように見てくれていた気がして。もっと言うと、いやほんとはこんなこと言いたくないし絶対にないしほんとにこれは言いたくない(2回目)んですけど……5回くらい……目が……合っ……(ごにょごにょ)まあ兎にも角にも、これは上にも書いた、雰囲気が良い、の話にも繋がるんだが、エイスケさんは見るからにもうめちゃくちゃ楽しそうだったしボルテージが上がる瞬間も共にできていた気がするし、増子さんもそうだったらうれしいなあ、という話です結論的に。結局MCの時も増子さん、1度も話さず喋らず声を発さず、ちょっとニヤッとしたりしてただけだったけど。


え、じゃあ西口さんは?みたいな話にもなるかと思うんですが、西口さんのギターデザイン?かわいかったなあ(そこ…?)。光がしっかり当たるまで明るい紫色っぽいものをしたものだって言うことに気付かなかったんですが、重ね着してる薄紫色のロンティーとのセッション(?)がめちゃくちゃ良かった。あと曲名が記憶上分からず申し訳ないんだけど、エイスケさんが「風」みたいなことを言って入った曲の西口さんも良かった。ゴリゴリに荒ぶりだすベーシストは言わずもがな最高。あと汗全然かかない西口さんも良かった(良かった?)。むしろ途中から「なんで西口さんだけ全然汗かいてないんだろう……ニット帽も被ってるのに汗でテカテカしてないの西口さんだけなんだよな……」のフェーズに後半入ってしまってちょっと勝手に面白くもなってしまってたりもして……。なんか西口さんの感想おもろシリーズしかないけどすみません…当方、増子さんばっかり見てるので悪しからず。







そろそろ終わりのまとめのお話。ライブを見に来たのが久しぶり、だとしたらもちろんエイジを見たのもかなり久しぶりのことだった今回の渋谷公演。エイスケさんはMCで「世の中も変わっていくし俺たちも変わっていく」みたいなことを言っていた。そうだと思う、変わらないことはここにはなにもない。相変わらずコロナ禍な毎日だけどそれもいつかは終わるんだろうし、NUMBER GIRLは再解散するらしいし、この世の全ては諸行無常だ。

それでも、今回のエイジのライブを観て、根本的なことはなにも変わらない、3人のテンポも雰囲気もなんにもかわらないAge Factoryが好きだ、と確信した。だから、エイジは海であり、海のない奈良を拠点とするバンドでもあり、青が似合う、だいすきなバンドなんだ、とも思った。わたしは感覚ピエロや他にも多くの好きなバンドや気になっているバンドがあるが、海みたいだ、と思うのはエイジにだけであり、ただ、そう思わせるようなコンセプトをエイジが持っているのか、なんていう考察も確実にできているわけではない。海は時に荒れることもあるし、波が高くて危険が伴うことも、風が強すぎることも、それらの逆もある、そういうのがどことなくAge Factoryっぽいなあ、と思うだけだし、ただただ海にまつわる曲が多いから、なだけなのかもしれないし。

でもただ、ただただわたしはエイジが好きで、海のことも好きで。ただ、それだけでいい気がしている。今回のライブのMCのどこかの途中でふっ、とメンバーの方を振り向いたエイスケさんのことをなんとなくぼんやり思い出す。わたしはあの後ろ姿も好きだ。

海がずっとそこにあるように、地平線がどこまで行ってもまっすぐであるように、Age Factoryもまた、そこにい続け、まっすぐに此方側に最高であり最強である音楽を、その3人で、はたまた多くのスタッフさんとともに届け続けてほしい。そう綴り、このうろおぼえ雑記ブログを閉じることとする。Age Factoryは海だから、青がよくよく似合うだけなのだ。



ちなみに前に書いたエイジ奈良ライブレポはこちら。

tumzum.hateblo.jp