晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

0331

たまに、月が綺麗だから好きなのか、綺麗な月を見ている自分が好きだから月が好きなのか、読書が好きなのか、読書をしている自分が好きだから読書が好きなのか、分からなくなる。月を見てるワタシ、いいでしょ?って。読書してるワタシ、かっこいいでしょ?って、今でも誰かに褒められたがってるのかもしれないとほんとうにたまに、おもう。自分にはこだわりがあるようで全然ないのかもしれないと極端に不安がったりするし、自分に自信なんてほんとうは1ミリだって持ってないのかもしれない、いや自信なんてないんだほんとうは、と自己嫌悪に陥ったりもする。春は、陽気が良いからつい色んなことを考えすぎてしまう季節だ。



4月になる。4月は自分がまたひとつ歳を重ねる月だから、すごく好きだ。色はなんとなく少し青い感じがして、それは海よりも淡くて、空よりも薄い、水色っぽい青(いやほぼ水色?)。桜が満開になる時期なのに個人的には4月の色は青なんだよなあと、自分でも不思議に思うけれど、よく晴れた空を、この月だけはもしかしたらよく見ているからなのかもしれない。あんまり雨、降らないといいな。




好きなものがあるということ。月を見ること、読書をすること。月を見ることも、読書も、自分がしたいと思えるタイミングでこれからもしていきたいのはもちろんそうで、やっぱり好きなものは、他人にどうこう言われたり他人の視線を感じずに、実感したり掴み取っていたい。「あ、本読まなきゃ」じゃなくて、「あー、本読もー」くらいが、やっぱりいいよねえ。