晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

0121 明けましておめでとう

2020年、明けましておめでとう。もう1月の後半にさしかかろうとしているというのに新年一発目の日記が今日になってしまったことに若干の引け目と後悔と罪悪感を感じるとともに、まだ1月の21日なんだなあと不思議なほど一日の過ぎていく遅さに驚きが隠せない。スケジュール帳を開いてみてもさほど予定がぎっちり詰めこまれているわけでもなく、ただただ不思議だ。早く夏になってほしい。Tシャツだけで過ごせる暑くて苦しい毎日が恋しい。



22日で今のバイト先に入って2ヶ月になる。いつ店長に言われたのかもう思い出せないほど前の話になるのだけれど、ほぼ正社員扱いのバイトになるかならないか、その答えをずっと自分の中で、あるいは先輩に聞くなどして本当にずっと、ひたすらぐるぐると考えていた。なってしまえば出勤日が増えておそらく他のことを考えている暇がなくなってしまうこと、でもありがたい優遇措置がいくつかあること、(これはわたしが勝手に危惧しているだけなのだが)先輩が数人辞めてしまい頭数が減っていること、その他もろもろ。よし、もういっそ踏み出してみようかと片足をあげるたびに、「いやでも、ほら、掛け持ちしようと思ってたんじゃないの?」って、自分の中の自分が言うからずっと困っていた。「カフェで働きたいんじゃないの」「珈琲をもっとうまくいれられるようになりたいんじゃないの」「今のバイトをずっと続けるつもり?」「大阪を出る話はどこに行ったの」 答えはもう出ているようなものなのに、決めかねている。ふんわり考えてくれればいいからというありがたい言葉もなぜかずっしり重く、苦しい。今までの経験上、こうやってうだうだと悩んでいていいことなんて何一つなかったのに。即決即断、事後報告、それでうまくやってきたのだからそうすればいいのに。声にならない声を部屋でひとりぼっちで上げてから、『2020年上半期しいたけ占い』のページに思わず飛ぶ。何回読んだかわからない仕事運の文章をまた読み返しては、ほうっと息をつく。つく、しかなかった。答えはやっぱり出ない。