晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

0703 世界は自分が思っているよりも広いし、わたしは26歳でターニングポイントを迎えているらしい

深夜5時に目が覚める。昨晩、お腹がすいていたけど作るのも何するのも面倒でそのまま寝てしまったために、低血糖なのかなんなのか身体が重く、起き上がる気力がなにも湧かずにいる。その姿勢のままスマホを弄りだし、なぜかSpotifyを開いて“最新情報”の欄から折坂悠太の新曲『あけぼの』をタップして流した。前奏が長かったが、折坂悠太のあの声が聞こえる。


すると何曲か聞いていくうちに「洗濯物をとりこまなくちゃ 君の街にも雨は降るのかい?」という歌詞がするっと耳に流れてきた。良いな、と思い誰のなんて言う曲なのか見に行ったらシャムキャッツの『洗濯物をとりこまなくちゃ』だった。聞いたことのあるシャムキャッツという名前と曲名のキャッチーさ。あまりにも良いなと思ったのでとりあえずお気に入りに入れて『7月知った曲』というプレイリストを作ってそこに『洗濯物をとりこまなくちゃ』を入れる。シャムキャッツってまだ活動してるのか?新曲ってあったりすんのかな、とアーティストページに飛ぶもあまり最近の曲はなさそうで、活動休止していそうだな、と思ってInstagramやらTwitterを開いたらやはりそうだった。Twitterに飛んだら固定されていたツイートにおそらく解散したのであろうことをお知らせするHPのリンクが貼り付けられていて、コメント欄には「10年間ありがとう」という声が書かれていたのでそれでなんとなく気付く。ふーん、そうなんだ、もう新しいシャムキャッツは聴けないのか、と思う。そこからなんとなくメンバーらしき人のTwitterを辿って行くと、元シャムキャッツのみんな、それぞれ新しいバンドをもう始めていたりなにかしらをしているらしい。色んな引用ツイートを辿り辿りしていく度、知らないバンドやアーティストたちが出てきて、ああここはわたしのまだ、なにも知らない世界だ、と思った。当たり前だが音楽の世界も、自分が知ってるものとは比べ物にならないくらい広くて深くて、おもしろい。



最近YouTubeでもその現象が起こっていたなそういえば、と思い返す。Among Usを始めた時に少し攻略法というかやり方というか、そういうゲーム系の動画を調べたことがあった。その時はぼんやりとした「ゲームしたいなあなんでもいいから」というミーハーな気持ちだった。でも、その頃からショート動画にゲーム配信系の動画をあげている人のものが流れ始めて、なんだか面白い配信をする人なんかをチャンネル登録してみたり動画を見ていたりする内に、YouTubeはどんどん、前よりわたしにもっとずっと新しい世界を見せてくれるようになった。世界は広いな、と思った。YouTubeをやってる人ってほんとにたくさんいるんだ、知らないだけで、ほんとうにたくさん、と。ゲーム配信をしている人達はみんな、楽しそうに見える。負けて悔しがっていたり上手く出来なくて叫び声を上げていたり悪態を付くこともあるみたいだけど、好きだから配信をしているんだな、という人ばかりで、すごくおもしろい。今のブームは三人称という名前?でゲーム動画を配信している鉄塔さん、どんぴしゃさん、ぺちゃんこさん、という3人のおじさんたちだ。声が好きなのかキャラクター性が好きなのか、動画をつらつらと見てはツッコミをいれつつも「かわい〜」と笑っている。何を見ても面白くて楽しい。特にどんさんがかわいい。まあ、かわいいと言っても38とかそこらの、改めて見なくても普通のおじさんなのだけれど。



と、ここまで書き終えたら6時20分とかで、1時間くらい書いていたのか?と我に返る。久々に日記を書くことができたというのはわりかしいつも通りになってきたということだろうか。5月のゴールデンウィーク明けからひたすらになにも上手くいかない日々が続いていたから勝手にホッとする。最近スピリチュアルなものにハマり始めたのか、マヤ暦だかなんだかのわたしの占いを毎日送ってくる母のLINEを思い出す。どうも、わたしの26歳はかなりのターニングポイントらしい。26歳だったじいちゃんは結婚して母を産み、ばあちゃんは母が小学1年だった頃が26歳で、父は兄が産まれた年、母自身は耐えた1年だったと細かく送ってきてくれていた。今にして思えばみんな方向転換してるなあ、だそうだ。まあ確かにおもしろい。さわちすい?やなんちゃらきまい、だかなんだかそういうのはさすがによく分からないが、わたしも占いはどちらかと言えば好きな方なのでいま自分の身に起こっていることを振り返っても、ああ、たしかにそうかもしれないなあ、と、ぼんやり思ったりもした。