晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

「TOMORROW X TOGETHERで良かった」のヨンジュンさんの言葉も星だ(9/8 幕張公演ライビュ感想雑記)

母をサマソニに連れていきたかった。サマソニに初めて出演するTOMORROW X TOGETHERをその目で、ほんとうは見てほしかった。韓ドラが随分前から好きで、K-POPアイドルの知識も多少はあるが興味はあまりない母が、初めて興味と関心を持って「ボムギュいいやんか」と言ってくれたのがTXTだったから。うれしかった。身内に自分も好きなアイドルのファンができるのがこんなにうれしいとは想像していなかった。でも日程と金銭的な面でチケットをとることができず、その頃ENHYPENやSEVENTEENメインでオタクをしていたわたしはTXTのファンクラブにも入っていなかったため、もちろん日本ツアーのチケットなんぞ買うことはできず。そもそも会場が狭すぎる。とはいえやはりどうにも諦めきれず情報を追っている中、ほんとうに奇跡的に手に入れたのがライブビューイングのチケット、2枚だった。『この度は抽選にお申し込みいただきありがとうございました。厳正なる抽選を行った結果、お客様はご当選されました。』うれしかった。横浜から前日より夜行バスに乗って大阪に到着して、私は少し昼寝をし、夕方から母とともに梅田に向かった。母は、メガネを忘れていた。





9月7日水曜日、2022 TOMORROW X TOGETHER ワールドツアー IN JAPAN 3日目千葉幕張公演ライブビューイング@梅田ロフト の感想雑記です。そう、今までこうやってライブレポのような感想ブログをちょこまか書いてはきたんですが、K-POPは初!うれしいな〜やった〜ちょった〜ライビュだけどちょった〜。


相変わらずセトリ順とかでもないしふわっとした個人的な感想ばかりですので悪しからず。なんとはいえ、めちゃくちゃ良かった…まずは日本語ほんとうにたくさん話してくれてありがとうの大きな気持ちですね。ありがとう、こちらこそ愛しています。……そもそもあんなに日本語って話してくれるもんなん?すごない?






始まりは流石のつかみ最強ソング、0X1=LOVESONGことゼロバイワンラブソング(と読み仮名書いてみて相変わらずこいつは読めないワ…などと)。これまたもうやっぱり初めの手のひら差し出し「I know I love you」カンテヒョンさんがもう、良い。もう良い。もうこのライブ良いですありがとうございます、の気持ちにさせてくれる最強カンテ大先生。さらにすごいスビンさんも初めっから良かった。すごい1つ、めちゃくちゃビビビ、と来たスビンさんのターンがあって、それも含めて「あ、もうこのライブ大成功だわ」と思いましたね。


また初めっから何言うてんねんみたいなことを言うしもう何億回とも言われすぎているかもしれないんですが、カンテヒョンさん顔ちいちゃいのにお目目大きすぎてもうびっくり。お目目がもう、顔の8分目くらいまであった。顔の8割がお目目。ほんとに。画面越しなのに分かってしまってびっくりした。自家製プリクラ機?(自家製プリクラ機?)あとライビュのカメラ割が結構全体を映す割合よりも個人メンカットが多くてその辺メインで堪能できてしまったなという話。ゼロバイの話に戻りますが、衣装がこれまた、ピンクの王子様みたいな、またなんかかわいいのを着てらして…。それぞれ5人、スビンさんは学ラン風、ヒュニンカイさんはスーツ風でガッチリ前ボタン締めて、などと違うのがまた良かった。衣装はもう総じてすべて良かったですね。全衣装、全着こなしで最高だった。




forceも生で聞くといいもんなんだな…と改めて。そこまで好き曲ではないんだけど(はっきり言うね)ミセスの大森さん、どうやら公演を実際に観に来ていたみたいで、中盤~後半?かな、それくらいのMCの時に「今までやった曲の中で一番はなんですか?」の質問に「forceですね〜」「force!ぼくも好きです!」って言い合いしてたの、もしやあんたらミセス来てたからやな……?と思ったら、もう、なんて気の利く……とおかん心発動してちょっと泣いちゃう。(その後に「セロバイも好きですね〜」って言ってたのもちゃっかりいくらさん来てたからだろうし泣いちゃう)K-POPライブ見るのはSEVENTEENの映画を見た時以来2回目だったしむしろちゃんとしたライブを見るのは初めてのことだったので、ああ、そうやって踊らずに歌うだけのもあるんだなあ、と新鮮で。でもこれまた良かった。カンテ大先生の話ばっかりするけどカンテ大先生、ボーカル能力がいかんせん高すぎる。なんなら今後カンテ大先生のソロ曲、ソロ披露を待望してしまうよ、ソロでも踊れてしまうし…ツイッターで見たけどカンテヒョンさんのロールモデルSHINeeのテミンさんらしい。テミンさんのことそこまで存じ上げないけど、かなりのワカルの気持ち。雰囲気や存在感、パワーなどが似ている気がする…。これはK-POPだけの話では無いし当たり前なことではあるだろうけど、ダンスパフォーマンスで魅せる!みたいなイメージの方が大きいようなK-POPアイドル、確実に1グループに歌上手いアイドルは居ないとグループとしてぼやける気がして、どこまでダンスパフォーマンスが上手くてまとまっていても。その点、TXTはカンテヒョンっていう最強のボーカルが居て、ヨンジュンさんは最強ダンサーだし、もちろんほかのメンバーもそれぞれ……と思うと、5人でかなりのバランスの取れたグループ過ぎると思うんですよね。なんかもう締めみたいなこと言ってますがまだ序盤です。




生Magicも良かった…。ライビュ、カメラワークがどんな感じで決められたのか、メンバーの意見も取り入れられたのかちょっとその辺はわかんないけど、わりと全体的に引きよりも寄り、の絵が多くて。それはそれでメンバーたちの表情も見えたしカメラサービスも沢山してくれていたような気がするから良かったとは思ってたのだけれど、Magicはちょっとだけ引きの絵が多かったような印象。5人でジャンプして着地するサビの振り付けの時なんか引きにしてくれて、まあ揃ってるわ綺麗だわ最高だわ、など。


そんなマジックのような時間が終わりまして(?)MC(メントと言うらしい)に入った時、暑そうに上着脱いじゃって薄着の白Tになるカンテヒョンさんとヨンジュンさん、ちょっと見てはいけないものだったな…でもめちゃくちゃ暑そうだったしそら暑いやろな、の衣装の感じでしたね。MC中、丁寧に汗拭いたりお水飲んだり?して動きまくる(なんならコメント中のヨンジュンさんに若干被りに来る)(しかも何回もあってわろてもうた)ボムギュさんに対して、わりとメンバーの中で汗かいていて前髪もちょっと乱れがちだった(それもよし)スビンさんヒュニンカイさんはがっちり上着のボタンをひとつも開けることなくコメントしたりしてて対比が凄かったしそれも面白かったけど。脱ぐ人と脱がない人か……なるほどな…(なんのなるほど?)



母もよく言う「TXTはどの曲もいい」はほんとうにそうで、良くない歌なんて当たり前にないんだけど、PUMAとFrostに至ってはそれぞれメインのヨンジュンさんとヒュニンカイさんがもう、圧倒的にしっかり大センターこなしてくれてるからこその聴き心地、見心地、みたいなところがあった気がするしあると思う。ヨンジュンさんもヒュニンカイさんも誰も期待を裏切ってこない、寧ろそれ以上を超えてきてくれる感というか…無論、PUMAはヨンジュンさんの曲でFrostはヒュニンカイさんの曲なんだけどたちまち始まって踊り始めると完全にTXT1つとしてまとまりだすのは言わずもがな。



ある日、頭からツノが生えた(CROWN)も好き曲で聴けてうれしかった〜!どうやって繋いでくるんだろう、と思ったらすんなり座ってCROWNに入る体制になっててびっくりした。なんの違和感もない繋ぎ方で、それはライブ中、終始そうだった。CROWNもそう、好き曲のほとんど聴けてしまったしむしろ全部聴けちゃったんでない!?と何度もセトリを見ながら、Spotifyでも聴きながら思っているのだけれど、「セットリストを組むのが難しかったです」と何度もヒュニンカイさんやカンテヒョンさんが言うようにすごく考えられたであろうセトリ、って言うのが何回も聞いて思い出していたりするとちょっと見えてくる。合間に挟まれる映像(VCRと言うらしい…)の世界観に合わせて、それこそ童話だったな…。ライブ全体が1つの童話作品だったような気がする。そりゃ満足度も高いですわ。


VCR見てるだけで、あ、これは次来るな、『9と4分の3番線で君を待つ』来るでしょ、と思ってたらそのまんま来た時はゾワゾワしちゃったな…わかるもんだな、と思ったというか。9と4分の3番線で〜は王道というかやっぱりテヒョンさんの「9と4分の3番線で〜」の歌割りが好きでいつも耳をすましてしまうしライブでも注目してたけど普通に好きだった……「9と4分の3番線で〜」って歌いながらメンバーをクルクル(ニュアンス)するカンテヒョンさん良かった。これを書きながら9と4分の3番線ってなに?ってなってしまったけど9と4分の3番線は、9と4分の3番線です。以上。



生Can't You See Meがあそこまで良いとは、もう改めてCan't You〜を好きになってしまったけど、曲調にアレンジが加えられていて、これはもう音楽番組なんかでは見られない、ライブ特有のやつだなあ、と感動してしまった。ツイッタでフォローしている方が言っていたのだけれど、K-POPドルのライブのほとんどはアルバムを引っさげてのライブになるんですね?だから初の単独公演は「デビューから全ての曲が入る」。何度もカンテヒョンさんやヒュニンカイさんが本当に何度も「今回は、曲を選ぶのが、むずかしかったです」って言ってたのはそういうこともあるんだなあという納得。考えに考えられたセトリ。きっと多くの時間をかけられたことでしょう……泣いてしまう。ありがとうTXT。


Spotifyでライブセトリを聴きながらこれを書いているんですがLonely Boy良すぎた〜!!ア〜よかった……わたし、この曲がヨンジュンさんとヒュニンカイさん、2人の曲だってことを知らなかったしむしろこのライブで初めて聞いたくらい耳心地のなかった曲なんですけど、はぁ……よかった。原曲聞いてもめちゃくちゃいい曲。これ終わってからめちゃくちゃ長いメントがあったんですね。メンバーが半々に別れてそれぞれ一旦裏に履けていくシステムの。その時のやり取りがまた、もうかわいいのなんのって……(思い出して大泣き)相変わらず日本語で話し続けてくれていてほんとうに感謝感激雨あられ、だったんですが、そんな中でもわたしは、先にヨンジュンさんのラップパートをどっちが披露するかでジャンケンしはじめて、(お、カイバイボくるか……?)と思ったら「じゃんけんぽい!」って完全に日本式のジャンケンやってくれたボムギュさんとスビンさんの話をしたいと思います。いや、そこはカイバイボでいいじゃ〜ん!むしろカイバイボ聞きたかったような……(韓国語聞きたい、みたいな欲?)と思ったと同時に、ああ、きっと多少の台本(言い方はちょっとあれだけど)があって、ほんとうにちゃんと、ほんとうにしっかり、開催地の言語でこのライブの時間は全てまかなおうとしてくれてるんだ、といっちばん感動した。カイバイボ、じゃなくて、じゃけんぽい。だってもう、知ってるじゃないですか、カイバイボ、が、じゃんけんぽいだってことは、ただの日本人オタクとはいえど、何度も見てるし。それなのに、ちゃんとそこも、じゃんけんぽいで。母が終わったあとに「クニャン〜ってボムギュ言ってたよな。クニャン〜って、韓国語」と言っていたけど、ほんとうにそれくらいしか韓国後は聞かなかった記憶で。あ、もちろん曲は除いてね。


そういう点ではほんとうになんというか、会場、ちょっと狭いな〜いやかなり狭いよなあ、トゥバくらい人気あるならもっともっと大きな会場で、もっともっとたくさんのモアに囲まれたっていいのに、なんて思ったけど、これくらいの規模で、これくらいの会場の広さ、モアの多さ、で、彼らは確実な愛を伝えたかったのかもしれない、とも思いました。ま、真実は誰にも分かりませんが。




曲数が多いからかちょっとダラダラと書いてしまったけど、もう完全にようやっと後半。GBGBとトゥバトゥワリワリ、くらいしか残ってないです。GBGBはねえ、観れるだろうな〜と思ってたしたぶんここで来るだろうなあ、と思ったらガッツリラストにぶっ込んで来たので(そういう予知多くね?)それはそれで良かった……というかGBGB見なきゃ帰れない感じがした。なんなんだろうな、GBGBのあの沼、というか、聞けば聞くほど、パフォーマンス見れば見るほど、(ま、また見たい……GBGB……はあ……GBGB……ボクヨ、ボクヲコワセ……)ってなっちゃう感じ……正直「めちゃくちゃライブ曲の中で良かった!!最高!!1番好き!!!」という感じではなかったんだけど、一番聴いて帰りたかった曲というか……生GBGBはそんな感じでした。Can't You〜の「助けて」といいGBGBの「僕よ 僕を壊せ」といい、ちょっとセリフ調な歌詞が似合うTXTっていいよね。ゼロバイのカンテヒョンさんによる「I know I love you」始まりもそれに付随する気がする。良いというか、個人的に好きなだけかもしれないけど。




トゥバトゥワリワリの話をしながらそろそろまとめに。総じて、もう、最ッ高のライブでした。正しくはライブビューイングだけれど、初めっから「ライブビューイングで見てくださってる方も〜」とメンバー側から言及してくれてもう嬉しさ倍増だったしそれももちろん日本語だし、なんなら最後の最後まで「ライブビューイングで見てくださってる方も〜」の言葉を待っちゃってたところあるもんな、また言ってくんないかな……って(めんどくさい私信)。でも前にも書いたけど、トゥバが此方側に伝えたい愛が、しっかり伝わった公演でした。会場は思ったより狭かった。ライビュの引きの画面で見れば見るほど、狭いなあって、そりゃ倍率も高いよねえ、って何度も思った。でも、だからなのか、だからこそなのか、「千葉公演」と何度もしっかり言葉にしていたのは勝手にだけれど東京ドームなどを意識してるから?なんて考えながら、トゥバがトゥバなりにモアのためにたくさんたくさん、必死に考えてきてくれたのであろう愛が、LO♡VERが、本当にすごく伝わってきた。トゥバは絶対にもっと大きくなる。TOMORROW X TOGRTHERは、絶対にもっともっと大きな会場でライブができるアーティストになりますよね。「もっと努力するTOMORROW X TOGRTHERになります」と言ってくれるリーダーもいるし、「TOMORROW X TOGRTHERで良かった」と言葉にしてくれるスーパーダンサーもいる、合間に声の出せないモアたちによって挟まれる拍手に翻弄されながらも可愛らしく反応するあざと担当もいるし、マンネなのにまったくもって一番オッパだった今でも実在してるか不思議な妖精(妖精?)もいるし、とにかくとにかく顔がちいちゃくて目が大きくてそれだけでもう驚き桃の木なのにスーパーサイヤ人なのでは?と思ってしまう最強ボーカリストもいるんだし。そう確信せざるを得ないですね、まあライビュを見ただけなんですが。むしろライビュでこれ?すごいな……(すごいな)




「今日は星が綺麗ですね」最後の最後にそう言ったカンテヒョンさんの目には、いったいどんな風にモアが映ってたんだろうな。モアボムの光が星みたいにキラキラ輝いて見えたのか、夜空に浮かぶ星がひとつじゃないことに感動したのか。

何度も言うが、トゥバは、TOMORROW X TOGRTHERは、もっとずっと大きな舞台でやれる。やってくれることを、もしそれを現地で見れなくとも、わたしはずっと、それを願っている。もっと多くの星を、見せられますように、もっとずっと綺麗な星をまた、見せてあげられますように、と。むしろ、此方側からしたら、貴方たちが星なのにな、とも、思わないことは無いのだけれど。

だから、けっきょく、お互い星なのかもしれない。たくさんの想いや思い出を乗せた、何年越しに顔を合わせることになる、星なのかもしれない。みんな星だ。モアの星がトゥバで、トゥバの星がモアで。今日は星が綺麗ですね、って、その言葉が、またカンテヒョンさんの口から、もっと大きな会場で聞けたら感無量で泣いてしまう、そんな気がします。わたしたちも愛してるよ!TXT!