晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

0616 何も話さないということ

他人といるとき、何も話さないことはとても悪(あく)だ、と言われる。せっかく一緒にいるんだからなにか話せよ、と怒られたこともあるし、つまらないだとか面白くないだとか、そんなことを軽く言われたことも何度だってある。訂正しておくと、全くその場にいるだけで一言も話さない訳では無い。話しかけられれば話すし、話したいことがあれば話しかけるし、話の輪に入っていることも充分ある。でもふと、周りに他人がいようといなかろうと、何も話さずただ宙を見つめてボーッとする時間が、欲しくなったりするのだ。