晴耕雨読

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忘れてしまうから残す

0828 2度目の感エロ滝さんむっちゃ良かったってだけの話

8月28日木曜日。心斎橋のアメリカ村に新しくオープンしたライブハウス Anima のオープニングイベント『ANIMISM#20190828』へ行ってきた。忘れらんねぇよと感覚ピエロとの対バンで、私にとってこの2組の組み合わせは3月に横浜BAYSISで見た時から2度目。滝さんを好きになってから初めて見た感エロは、なにか違った。



一度目で滝さんの荒れ狂いながらも楽しそうにベースを弾く姿に惚れたんだと思い込んでいた。なのに、確かにそれは間違っていなかったはずなのに、二度目、今回見た滝さんはあの時とは比べ物にならないくらいかっこよくて、激しくて、パフォーマンスが最高で、とにかくキラキラしていて、どんな瞬間でも見逃したくないくらい、目が離せなかった。あ、好きになるってこういうことなのかと改めて思った。もうこんなの、これから一生嫌いになれるわけがないんだろうな、とも、思った。




感覚ピエロのベース、滝口大樹。

彼のどういうところが好きなのかを改めて考える。が、どうしても分からない。論理的に説明することが出来ない。私の好きな物に対する『好き』はどれもそんな感じでうまく誰にも、むしろ自分にすらも説明できないものばかりなのだ。



今回2度目となる忘れらんねぇよとの対バンで見た彼を中心に話すとするなら、距離が近かったぶん指弾きしているその指の細部まで見えて「ほお〜」と目を大きく輝かせてしまったことだろうか。ああ、そうやって弾いてるのか、そうやって弾くのか、そんな形をしているんだな、と納得してしまうくらい見えて、グッと強く感動した。

『ありあまるフェイク』だったか忘れてしまったが、グルリとベースを手に器用に回るパフォーマンスを間近で見てしまってそれはもう興奮したし、足を大きくあげるパフォーマンスもこの目で抑えることができて、それもまた一段と体の熱をぶわりと熱くさせた。

ボーカルの横山さんと共同で作詞をしたという『ミステリアスに恋して』の曲、それ全体もそうなのだがベースイントロがとにかく好きで、それが今回生で、しかもかなりの距離の近さで見れたことも確かにとても良かった。赤黒いライトだったろうか、それに照らされながらイントロを弾く彼はかなり妖艶で、もうずっと見ていたくなるほど素敵で、たまらなかった。見れるとは思ってなかった。聞くことができるなんて。見れて嬉してたまらなかった。それは相当なものだった。



そうか、嬉しいという気持ちの方が大きいのかもしれない。と書きながらにして思う。滝さんのベースを見れて嬉しい。滝さんがかっこよくベースを弾いてくれて魅せてくれていることがとても嬉しい。ずっと、どんなステージでもそうやってたくさんの人を魅了していってほしい。私が滝さんのことを好きになってしまったように、きっとたぶん世の中にはたくさん滝さんのことを好きな人がいる。その人たちもみんな、そうやって楽しそうにベースを弾く滝さんが大好きなんだろう。そんな、『嬉しい』の気持ちの方が強いのかもしれない。



横山さんがMC中に強い強い声でいろんな想いを語っている間、横目で滝さんのことをちらりちらりと見つめていた。ジーッとどこかを見てなにかを考えている様な表情が印象的だった。

「幕張、まだソールドアウトしてないです」

横山さんがステージの真ん中でそう言い放つ。ハングリー精神の強い横山さんだから今回のライブのチケットがソールドしてなかったこともすこし気になっていたのかもと友人は話していた。彼はなにを思っていたんだろうか。何を考えていたんだろう。



その姿を今改めて思い返しながら、しかし既に私の中では幕張の、あの大きな大きな舞台で狂ったように暴れまくるベーシスト滝口大樹の姿がぼんやり浮かんできて、楽しみで仕方がない。早く11月にならないかな。もっともっとたくさんの人が集まらないかな。ワクワクばかりが膨らんでいく。



どんな姿を見せてくれたってこれからずっと彼の見せてくれる姿全てが好きであることに変わりはない。ベースを弾く、感覚ピエロの滝口大樹が大好きだ。

一度目も思ったが、今回のライブもきっとこれからずっと、忘れられないものになったことだろう。



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