晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

書けなかった

家族に向けての手紙が書けなかった。
書きたいと思ってかわいい便箋を買ったのに。
なのに、いざ書こうと思ったらまず何から書こうか迷って、迷ったあげく描きたい文章が頭に浮かんだのに泣けてきちゃって、どうしても書けなくなってしまった。

書きたいことはたっくさんあった。
バイト先でちゃんと頑張ってるよ、とか、イベントのことだってまだきっと2人は知らないだろうな。
本を沢山読んだことも、話したかった。
でも本当に書きたかったことは1つしかなくて、多分それがまだ、書けなかったんだと思う。
本当に言いたいことがまだ言えないなんて、やっぱり結局こっちに来ていることは『逃げだ』ってことなんだろうか。

時間が解決してくれるといいな。
時間が、背中をいつか押してくれるといいんだけどな。