晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

1203

最近Bluetoothイヤホンの調子が悪い。横浜駅のあの京急やJR、東急東横線を繋ぐ大きく広い通路を通るとゴ、ゴゴゴ、ガガガ、ガガ、と音が途切れる。またか、と心の中でため息を吐いて仕方ないのでポケットに入れているスマホを手に持って心持ちイヤホンに近づけてやると、でもそうすると急に治ったりする。なんならその人混みの多い場所を歩いている時以外はわりとそんなことはないので、その通路の、その多分人が多いそこでだけ、なんだろうなあ、人の多さのせいなんだろうなあ、通信とか?とそう理解しようとはしてもそれはそれでしっかり、ちょっとイラッとする、そんな毎日だ。今日も今日とて横浜から渋谷までの長い特急電車に乗っていて、あー座れたらいいなあ、と思いながら電車に乗るけれど今日は無事、残り一つの席に座れたので良かった。今は吉田篤弘の『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読んでいる。仕込みを頑張りたい自分にとっては気休めになる話だ、と思いながら、読んでいる。





あっという間に12月になった。まだ寒くならないのかあ、今日はスウェットだけでいけるなあ、あ、明日は寒いな上着着ていこ、なんて毎日毎日「横浜 天気」で調べて服装を決める朝を繰り返していたらもう12月で、ああクリスマスも来るしお正月も、年賀状も書きたいし、でもその前に家の掃除もしないと、と色々考えたり思っているだけでなんとなく何にも手を付けられず、しかも気持ちもふわふわと浮ついたまま、駄目な12月の始め方をしてしまったように思っている。別に年が変わるからと言って総決算をしたいわけではないけどただただ、この12月にすべきことがただ、多い(ように思っている)だけで、果たしてちゃんと寝て、ちゃんと食べて、ちゃんと仕事をしてちゃんとそういうスケジュールをこなしているだけで自分は大丈夫なのだろうか、とも思う。ああほら、日記もなんとなく上手く書けない。自分の考えていることを上手く言語化できないしするすら書けない。ダメな兆候のような気がしている。


渋谷に着いた。遠い井の頭線まで歩く。これは関東に来てからずっと思っているのだけれど、大阪駅や梅田駅の人混みとのリズムが違って若干人が避けにくい、みたいなところがある気がしている。それでもなるべくぶつからないように歩くのだけれど、それはそれで疲れるというかなんというか。歩くスピードが違うのか、まあこれはもっともな偏見かもしれないけど東京の人ってリズミカルに避けてくれないっていうか。いや、なんか、関西はそういうのある気がするんだよなあ、人とすれ違うリズム、みたいな。あんたそっちいきそうやからわたしこっちいくわ、みたいな阿吽の呼吸がある気がするというか。と、やっぱり今日は上手く言語化できない。なんならこの日記も書き直したいくらいだ。まあ、もういいけど。