晴耕雨読

晴耕雨読

忘れてしまうから残す

0619

毎日店のことを考えている。本屋にいる時も、本を見ている時も、ツイッターをだらだら巡回している時も、インスタグラムの検索欄をスクロールしては気になる投稿をクリックしている時も、なにげなく。でも考えれば考えるほどわからなくなっていく気もしている。考えれば考えるほど、色んなものを吸収すればするほど、自分がほんとうはなにをどうしたいのか、ふやふやと、水面に浮かんでは消えていくように、ふやふやとしていく。もっと時間があればいいのに。もっと時間があれば、あの棚をどうにかしたり、いいなと思う本を入荷させてまるまる中身を入れ替えたりできるのに。3ヶ月くらい前の自分と同じことをそう今も思ってしまう。でも時間があれば、と思っている時に思いつくそういうのって、おもしろくないんだよ、たぶん。時間がなくてもやりたいことは無理やりやったりするんだから。やらなきゃいけない最低限のことを早急に終わらせて時間をつくったりするもんなんだよ。だから、時間のせいにするのは、よくない。暇がないからやりたいことができないっていうのは、なんか違う。



定期券を仕事が終わってから最寄り駅で買った。SuicaICOCAも持っていないので磁気の定期券で、1ヶ月分の1万ちょっとのやつ。高い。安いわけはない。が、ちょっとうれしい。もちろん勤務日数が増えた訳では無い。7月もきっとこの6月と変わらないままなんだろう、期待するだけ落ち込むので期待はあまりしない。だから、よく行く谷町六丁目天王寺でも降りられるように『う回』付きの定期券にしてみた。これで仕事じゃない時もあんなちっちゃな切符を買わなくてもぶらっと降りることができるのだ、なんてことだ。天王寺に新しくできたスタンダードブックストアにだっていつでも行けてしまうし、谷町六丁目の好きなカフェにもいつだって。こんなうれしいことはない。懐があったかいというのはいいことだ。お金はなんて大事なものなんだろう。今月の給料はさすがに今までにないくらい低くてだいぶショックを受けたが、起こってしまったことはもうしょうがない。わたしはこうやってちっちゃなうれしさを噛み締めて、仕事に前向きに生きていく。明日も日記を書ければ書きたいなとおもう。